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ドミニカ共和国の中のハイチ



先日、ドミ共西部のグアイマテという町にあるバテイで数日滞在してきました。
P8090236.jpg
(乾いた道の両側にずっと続くサトウキビ畑とそれを運搬するための鉄道のレール)

バテイとはハイチからドミ共に密入国してきて過酷なさとうきび畑で働いている
ハイチ人労働者の集落のことで、ここで生まれたハイチ人の子供達もたくさんいます。


けれど親が密入国で来ているので子供もちろん出生証明も身分証明もない為に
学校にもちゃんと行けず集落の外にいけば捕まって強制送還される可能性があるので
親のように過酷な状況で働いて一生をさとうきび畑の集落で終える人が大半です。
またバテイは大きな製糖会社の広大な私有地(さとうきび畑)内にあるため
政府の干渉がなく住民は公共サービスを受けることができません。
そんなバテイがグアイマテという町周辺に約100個程あります。


そんな辛い環境のバテイですがスペイン人のNGOの代表者を中心に
ハイチ人の青年達がバテイの環境や将来を少しでもよくしようと頑張っています。


そのNGOと青年達主催のイベントが他のバテイで同じような状況の子供を相手に
遊びや工作、歌や劇、映画等を行なうサマーキャンプを通じて
自分達の状況を良くするために頑張ればまだ色んな可能性があるんだ
ってことを伝えるためにやっていたのでそれに参加してました。
P8090277.jpg
(子供たちと遊ぶハイチ人青年ボランティア(オレンジの服の子達))



バテイは電気もなく水道は共同、トイレも共同で穴があって囲いがしてあるだけの状態。
道を挟んで管理者たちの家は電気もほぼ24時間あり水道から水がいつでも出るのに。
(ドミ共では毎日一般的に断水・停電時間があるからこの状況はかなりすごい。)

P8110437.jpg
60代後半で目のほとんど見えなくなっているハイチ人の老人。長年働いても年金がなく
国にも帰れないので病気でも体が動かなくなるまでサトウキビ畑で働くしかないそうです。
足もパンパンでした。ちなみに1トンのサトウキビを切って105ペソ(約300円弱)だそうで
働き盛りの人でせいぜい一日2トンが限界だそうです。
この老人のような一人身の人は後ろに写っている一部屋3畳位の部屋がいくつかつながった
バラック(トイレ・炊事場は外で共同)に住んでいます。



娯楽がないからこういうイベントがあると子供たちは本当に楽しそうでした。
P8090308.jpg
(未舗装の道で大縄跳びやフラフープをする景色はまるで昔の日本みたいでした
P8110450.jpg


しかい残念ながら私たちの滞在中、同行者の一眼デジカメが盗まれるという事態が発生。
結局犯人は捕まりカメラも無事も手元に戻りましたがこれも貧しさからくる
やるせない状況が生んでしまった悲劇ということと彼らの前で高価なカメラを使い、
そんなつもりはなくても生活の差をみせて(自分もお金が欲しい→盗ってしまおう)と
誘引させてしまった私たちの責任も大きかった。

ただその反面、
『せっかく来てくれたのにこのバテイでこんなことがおきてごめんなさい。
バテイに住む人間として本当に申し訳ない。
でもこのバテイ全部がそんな悪い人たちばかりだと思わないで欲しい・・・』

とボロボロ涙を流しながら言った女性の心中を思うと私もやるせなくて悲しくて泣けてきた。

頑張っても頑張っても超えられない生活や人種の壁。
そしてそこで生きていくしかない現実。それがバテイ。



今回色んな意味でまだまだ自分の知らない在ドミ共のハイチ人の環境や貧富の差とか
それにも負けない子供達の明るさとか色々考えさせられて本当に参加できてよかったな、と思ってます。。
そしてこれからは自分が何が彼らのためにできるのか考えて行動する番だと思いました。


なのでまずはこんな状況で頑張って生きている人がいる、ということを
多くの人に伝えることからはじめようと思います。
長くなっちゃったけどこのブログを読んで知ってくれた人たち、ありがとう。



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